2021/11/28
色々な人のブログを見ているとためになること書いてんなぁ
(-_-;)
と思います。
私のブログと言えば・・・( ;∀;)と思い、少しは役に立つことを書こうと思い、自分の体験記ですが、「アスペルガー症候群」、大人の発達障害について書きます。
ざっくりいうと私は診断結果でアスペルガー症候群であることを知りました。
それは大人、40代になってからの出来事。
日本では300人に1人、100人に1人とも言われています。
同症候群との付き合い方について参考にしてもらえればと思います。
私自身の経験と私見が入ってますので、その点をご了承ください。
目次
1 大人のアスペルガー症候群って何?
2 なぜ、自分がアスペルガー症候群?
3 社会とのコミュニケーションとの工夫、改善策
4 最後に
1 大人のアスペルガー症候群って何?
アスペルガー症候群とは発達障害の一つで、社会との関りや、コミュニケーションが苦手、想像力や共感性が低い、一つのことにこだわるなどといった特徴があり、自閉症スペクトラムのうち、知能や言語の遅れがないものを言います。
私自身、大人になってから診断を受け、成人のアスペルガー症候群であるとの診断を受けました。正確には、子供のころからアスペルガー症候群であった、というところです。
2 なぜ、自分がアスペルガー症候群?
大学卒業後、私は、転職を3回しています。
あきっぽい、というのではなく、自身と社会の関り方がうまく持てなかった、というのが振り返りです。
今の仕事に就いてからは、性にあっていたのか、ともかく、一生懸命に打ち込みました。どちらかと言うと判断も唯我独尊、行動もスタンドプレーに近く・・・。
けれども、一生懸命に打ち込めるので、良い結果が生まれ、そして高評価を受けました。
しかし、人を管理する立場、中間管理職の立場になると、周りや上司との調整役となるのですが、途端に仕事がうまく進められなくなりました。
うまく説明できない、周りと良いコミュニケーションを取りながら、調整していくことがうまくできない。
というより、苦痛でした。
必然、仕事の評価も下がり、自分自身も仕事が辛いだけに。
冷静に考えて、自分は昔から、周囲とコミュニケーションを取るのが苦手だなと思っていました。そんな時、新聞の記事で自分自身がアスペルガー症候群であることを幼少期の頃に認知せず、成人になって、特に30代・40代の中間管理職世代で苦労する人が多いという記事を読み、自分も当てはまると感じたのです。
そして病院で受診した結果、アスペルガー症候群であるということが分かりました。
3 社会とのコミュニケーションとの工夫、改善策
かなり省略して簡単に言ってしまえば、アスペルガー症候群は、コミュニケーションを取るのが苦手。
第一に家族、既婚者であれば、パートナーにアスペルガー症候群について理解してもらうことが大事です。
「どうして、あんなことにこだわりを持っていたんだろうと思っていた」、「時に極端な行動、融通が利かないと感じていた」と私の妻は言いました。
私としても悪意はないのです。
もちろん大人として、また夫として妻を大切に思っていますが、自分のこだわりの範疇から外れてしまうと、「不安」「落ち着かない」という精神構造が働きます。
家族が理解してくれたことで、むしろ精神的な落ち着きどころとなり、冷静な行動ができるようになったと思います。
職場においては、周囲にアスペルガー症候群について理解してもらう、周知するということは、実質不可能でした。
仕事においては、とくに抽象的な内容、指示などは「どうしていいかわからない」という思考回路になります。
なので、自分自身で以下のことに心がけました。
○ 抽象的な指示・話には具体的な日付・数字を確認する
「こんな感じでやっておいて。イメージはこんな感じで」「多めにやっておいて」といった、抽象的で分かりにくい指示・内容は、「どのように動けばいいのか分からない」「多めってどれくらいだ」と言う感じで、判断ができなくなるのです。
よって、そこで話を終わらせるのではなく、具体的に「○○といった感じにしたいと思いますが、よろしいですか?」「○月○日までに○○個くらいを用意することで良いですか」と適当でも良いので具体的な内容や数字・日付(期限)を相手に確認するということを習慣づけにしました。
○ 話す前に、頭でまとめておく。
思い付きで話すより、一旦、頭の中で話す内容をまとめておく。話す内容はできる限り、短く、要点を押さえる内容にする。
○ 疑問に思ったら、尻込みせずに質問する
○ 仕事で思い悩むことがあったら、一人でどうにかしようとせず、まずは相談する
4 最後に
アスペルガー症候群の人は、まじめな人が多いです。
基本、物事には集中して取り組むことから、自分に結果を求めるからです。
そして社会の中で生きている以上、社会に貢献しなければという気持ちがあることから、結果が出ないと自分を責めます。
「これではいけない」と。
自分がアスペルガー症候群であることを理解した今、私は「適当にやること」も大切なんだと思えるようになりました。
「適当」というのは「リラックス」してやるということです。
自分を追い込む必要なんてないのです。
また、周囲も追い込んでまでやることを求めてはいません。
自分自身が勝手にそう思ってるだけです(私の場合ですよ)
アスペルガー症候群であるなしに関わらず、「人生はあせってまで生きていく必要はない」と私は思います。
もし、仕事に疲れたな、上手くいかないな、と思う方がいらしたら、少し立ち止まって休んでみてはいかがでしょうか。
そんな日も大切です。
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